整形外科
骨密度検査
骨密度検査について
【1】骨粗しょう症ってどんな病気?
若い頃は固く頑丈だった人の骨は年齢を重ねると共に徐々に骨密度が低下し,スポンジのようにスカスカになっていきます。骨の中が、スカスカになり脆くなると、ちょっとした転倒や重い物を持つなどの行動で、背骨、手首、大腿骨などで簡単に骨折を起こしやすい状態になります。この様に骨折を起こしやすいほどに骨が脆くなった状態を骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と言います。別名『いつのまにか骨折』とも言われ、寝たきりの状態になる大きな要因のひとつと言われています。

【2】検査について
①何の為の検査?
骨の強さ(骨粗しょう症の有無)を調べ骨折のリスクを判定します。

②どんな検査?
椅子に座って腕で測定します。
微量のX線を使用し骨密度を測定します。
*妊娠中の方、妊娠の疑いがある方は検査をお断りしております。

③着替えは必要ですか?
腕での検査になりますのでお着替えの必要はございません。
④検査時間は?
2~3分ほどになります。
⑤食事制限はありますか?
飲水・食事ともに制限はありません。
【3】特に骨粗しょう症リスクの高い方
①身長が縮んだ、背中が丸まってきたなどの自覚がある方
②背骨の圧迫骨折、脚の付け根の骨折、手首の骨折などの経験がある方
③出産後、閉経後の女性
*男性よりも 2〜3倍多く、60歳代の女性では約5人に1人、70歳代の女性では約3人に1人が骨粗しょう症といわれています。
④常習喫煙・過度のアルコールを摂取されている方
⑤運動不足の方
骨粗しょう症は正確な診断と適切な治療を受け、事前に予防することが非常に大切です。健康寿命を伸ばし、自立した生活を長く送る為にもこの機会にご自身の骨密度をチェックしてみませんか?検査・治療をご希望の方は当院整形外科にてご相談ください。